COLUMN
2024.01.31
vol.534「辰年に龍神様の神社へ詣でる」
山際 直子(デザイン部)
新年になり、初詣などで神社へお参りに行ったという方は多いと思います。
私は新潟市にある白山神社へ毎年初詣に行っています。その際、いつも何かしらのおみくじを引いてみるのですが、今年は辰年ということで、龍を模った陶器の中に入ったおみくじが並んでいるのが目に入り、それを引いてみました。
驚いたことに、何年も通っていながら気づかなかったのですが、白山神社の境内には黄龍神社と呼ばれる、龍を祀った神社があることをこの時初めて知りました。白山神社の龍形のおみくじは、辰年だからというわけではなく、いつの年も置かれているようです。
日本には龍神様を祀った神社が各地に存在していますがその中でも私が特に興味を惹かれて行ってみたいと思った神社を2つ紹介します。
まず1つめは、神奈川県の箱根に位置する「九頭龍神社(くずりゅうじんじゃ)」です。箱根観光の紹介記事などで、九つの龍の口から水が出ている画像を目にしたことがあるかもしれません。その龍の口から流れるのは「霊水・龍神水」であり、口をすすぐことで不浄が洗い清められると言われています。
次に2つめは、京都の「瀧尾神社(たきおじんじゃ)」です。この神社の拝殿の天井には、全長8mになる龍の立体彫刻が備え付けられています。地元住民の間で「夜な夜な龍が川へ水を飲みに行っている」と噂が広がったため、天井に金網を設置して龍を閉じ込めていた時期があるほどの迫力満点なこの彫刻を、ぜひ見てみたいと思いました。
龍神様は天に昇るイメージから、成功や発展の象徴とされています。
辰年である今年に、運気アップを願ってこれらの神社を訪れるのも良いかもしれません。