COLUMN
2016.12.09
vol.193 「今年のグッドデザイン賞」
森山 良二(デザイン部)
秋に発表されるグッドデザイン賞。
仕事柄毎年注目していますが、今年の『大賞』は、なんと世界地図図法「オーサグラフ世界地図」でした!少なくとも私は意表を突かれました。どんな地図かというと、受賞者による概要では「大きさや形の歪みをおさえた正確な球の全体像を示す四角い世界地図」とのことでした。
確かに見慣れた世界地図とはちょっと違います。特に南米大陸の形などは違和感があります。しかし、そうした過去の地図と比べて云々というよりも、すでに完成・定着していると思われる地図の表現に対し、新しいデザインを模索する姿勢は素晴らしいと思いました。
また、「世界を見据える斬新な視点が生まれ、よりバランスが取れた国際情勢へ舵が切れるような提案が生まれるきっかけになる効果が期待できます。」というグローバルで未来志向の意図も良いですね。
興味を持たれた方はぜひグッドデザイン賞のサイトを訪れてみてください。もちろん、他の受賞作品も見ることができます。私もこのような視点を持ちたいものだと思わされた今年のグッドデザイン大賞でした。
GOOD DESIGN AWARD オフィシャルサイト → https://www.g-mark.org/