COLUMN
2022.04.19
vol.446「プラスチック新法、スタート!」
由藤 淳哉(デザイン部)
4月も半ばを過ぎ、
本格的に暖かくなり桜も咲きましたが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。
今年の4月1日から大きく変わったことといえば、
レジ袋有料化のように、コンビニや飲食店などでの使い捨て
スプーンやフォークが有料化するのではと話題になった
プラスチック資源循環法(プラ新法)が4月1日から施行されました。
プラスチック資源循環法について掘り下げてみると
深刻化する海洋プラスチックごみ問題や
気候変動問題などへの対策を目的としており、
プラスチックを扱う事業者がプラスチック製品の
設計から製造、販売から回収、リサイクルに至るまでの
各段階ごとに「3R+Renewable」を掲げ、
環境を整えプラスチックの資源循環を促進するものです。
3Rとは
リデュース(Reduce)=ごみの発生を減らす
リユース(Reuse)=繰り返し使う
リサイクル(Recycle)=資源として再利用する
それにプラスして
リニューアブル(Renewable)=再生可能な資源に代える
プラスチックを使い捨てずに、
貴重な資源として循環させる。
使い捨てないことが大事であるといえます。
既に飲食店やコンビニなどでは、
使い捨てストローやスプーンなどのプラスチック製品の代替として
紙製のストローや木製カトラリーなど、
別の素材のもので提供しています。
また、使い捨てないストローとして
シリコンやアルミなどの素材を使用したものも注目されています。
商品パッケージにおいても
プラケースを使用したものから紙のパッケージに
リニューアルしたものが増えており、
身の回りでも多くの例を目にするようになりました。
SDGsを始め、世界的に脱プラスチックの動きが加速しています。
そしてこのプラ新法によりもっと加速していくでしょう。
私が携わることのある商品パッケージに関しても、
今後はさらに再生可能なリサイクル素材や
認証材を使用したものへと移行していくことでしょう。
私もデザインを通して、お客様のSDGs推進や、
脱プラスチックをお手伝いさせていただきます。