COLUMN
2022.03.31
vol.443「Cメロ」
伊藤 貴生(CS課企画)
さてもうすぐ4月で春めいてきました。
桜の開花もまもなくといった感じですね。
花見の宴会はまだ自粛しようかと思いますが、
今回花見の時期にちなんだコラムを書いてみます。
突然ですが、皆さんはカラオケに行ったとき、
その曲のCメロを歌いたいがために選曲してしまう曲はありませんか?
Cメロとは日本の音楽用語で、
「最後のサビに続くメロディーで、
そこまでに登場したパートとは全く違う旋律のもの」
という意味です。
日本では曲の構成を表す言葉として
「Aメロ」「Bメロ」「サビ」などの用語が使われます。
一般的にはAメロ→Bメロ→サビという構成で「1番」となっており、
2番以降は同じ構成の繰り返しであることが多いです。
そして曲の最後は再び「サビ」となるのですが、
その前に挿入されるのが「Cメロ」です。
「Cメロ」は時に転調し、
それまでのメロディーラインをあえて崩したりして、
聴き手にインパクトを与えます。
Cメロ自体が存在しない曲も、
もちろんたくさんありますが、
あった方が印象に残りますよね。
Cメロってなんでこんなに盛り上がるのでしょうか。
それは、1番~2番ときて一連の流れが終わった後に、
最後の大サビにつながる終盤のもうひと盛り上がりを演出するからでしょう。
私は日頃、企画提案書を作成することが多いのですが、
一連の企画提案が終わったあとに、
もう一ネタ企画書のページを追加することを心がけています。
企画書の「Cメロ」です。
アイデア的にはとても面白いけど、
実現は難しそうな案を最後に追加しておくとか、
ウェブの提案をする企画書の最後に動画について追加で提案を加えたりします。
最後に少し盛り上がるところを用意する目的もありますが、
それ以上にそれが新たなアイデアにつながることがあるのが大きいです。
これからも続けていきたいと思います。