COLUMN
2022.02.08
vol.436「脱IE」
澤田 健太郎(ウェブ課)
マイクロソフトが今年の6月で Internet Explorer(以下IE)の
サポートを終了することを発表しました。
IEは、昔からWindowsのパソコンに標準で入っていた、
Webサイトを見るためのソフトなので、
日本ではとてもなじみがあると思います。
水色のアルファベット「e」に黄色の輪っかが斜めにかかっているアイコンです。
ちなみにWebサイトを見るためのソフトを総称して「ブラウザ」と呼びます。
サポート終了と聞いても興味が無い方が多いと思いますが、
少なくとも、Web制作をしている人にとっては大ニュースで、
とても歓迎されています。
というのも、IEはWeb制作者にとってやっかいな存在で、
長年Web制作のネックとなっていたのです。
日本でよく使われているブラウザは、IEの他に、いくつかあり、
Edge(マイクロソフト)、Safari(Apple)、クローム(Google)、
Firefox(mozilla)など企業が独自に開発しています。
Web制作者は、これらどのブラウザから見られても、
見え方に差が生じないようにサイトを制作する必要があるのですが、
IEでも問題なく見られるようにサイトをつくろうとすると、
いろいろと不都合が生じるのです。
IEはそもそも、とっくの昔に進化が止まった時代遅れブラウザです。
そのため、時代遅れのIEにも合わせたサイトを作ろうとすると、
なかなか新しい技術を取り入れることが出来ず、
Webサイトでできることを制限されているような状態でした。
日本でのシェアがまだ無視できない数字だったためこれまで対応していましたが、
今回、開発元であるマイクロソフトのサポート終了宣言によって
ようやく見切りをつけることができたというわけです。
Webの技術は日進月歩で進化しています。
Web上でできることは ここ数年でだいぶ増えました。
昔つくってそのままなサイトがありましたら、
脱IEを機に、リニューアルを考えてみてはいかがでしょうか。