COLUMN
2020.11.07
vol.377「新しい生活様式どうなの?」
原 正夫(プロダクトデザイン三条lab.)
こんにちは。三条lab.の原です。
今回も前回(3月)に続き、新型コロナウイルスの影響を考えてみました。
前回はイタリア人の暮らし方とウイルスについて書きましたが、
あれ以来いまだウイルスは収束せず、
だらだらと感染が日本でも世界でも続いています。
常日頃マスクをして密にならず、
大勢で集まることを極力避け、
会議はリモートでみたいなことが
感染しない方法として定着しました。
でもよく考えるとこれでは、
親密な人間関係を新たにつくることや、
今までの信頼関係を維持することも結構難しくないですか?
昔からよく言われてることでも
・「同じ釜の飯を食べる」→ダメ!
・「相手の顔色をみて」
→マスクで顔色わかりませんから…
・「感動で2人は抱き合って喜んだ」→絶対ダメ!
・「飲みニケーション」
→もともと若者には不評ですがやっぱりダメ!
人間は原始時代から2m以内でないと敵味方の区別がつかず、
親近感を持ったコミュニケーションがとれないと聞いたことがあります。
ですが、ソーシャルディスタンスは2m以上。
…深刻です。
私は若くはないのであまり関係ありませんが、
これから彼氏、彼女をつくって愛を育んで
いかなければならない若者たち。
お仕事で取引先のエライさんや社内での
人間関係を創らなきゃならない若者たち。
どうしますか?
でも私が個人的に思う最悪な状況とは、
「コロナだから」、「感染防止だから」などと新しい生活様式へ傾倒し過ぎて、
希薄な人間関係づくり・信頼関係づくりを正義としてしまう精神構造が
当たり前になる状況です。
(イメージは近未来映画に出てくる白い服をきた無表情で無言の未来人たち)
何年かすればこのウイルスも治まると思いますし、
そこまで我慢するための新しい生活様式ではないでしょうか。
そのあとは濃厚接触による人間関係づくり、
信頼関係づくりをオススメします。
その方がずっと楽しいことがあると思います。
メールやTV会議では、なかなか言葉で伝わらないことは多いです。
そんな時はどんどん絵にしたり図にしたりするのが効果的です。
デザイン事務所の創るプレゼン資料は濃厚で一味違います。
人間関係・信頼関係づくりにきっと役に立ちます。
一度是非お試しを!