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COLUMN

2020.07.09

vol.363「想像もしない未来」

山際 直子(デザイン部)

現在、新潟県立万代島美術館では、
「THEドラえもん展」が開催されています。

新型コロナウィルスの影響で、
しばらく休止していたのですが
再開してから、私も足を運び、
鑑賞してきました。

「ドラえもんがいてくれたらと、今日も思う。」

これは、ドラえもん展のキャッチコピーです。

ドラえもんの漫画、アニメを見たことのある人は
誰もが共感するコピーではないでしょうか。

ドラえもんの漫画の世界には、
「未来の道具」がたくさん出てきます。

好きな時代を行き来できる「タイムマシン」を始め、
行きたい場所に通じる「どこでもドア」、
なんでも小さくできる「スモールライト」など
到底実現不可能と思われる道具がほとんどです。

しかし、現実世界はと言うと、
実際思いもよらないスピードで進化していて
私が小学生の頃は想像すらつかなかった便利な道具が
今の世の中にはたくさん実在します。

パソコン、電気自動車、お掃除ロボット、等など、
進化し続けているものがたくさんありますが
中でも特筆すべきは、携帯電話ではないでしょうか。

未来の夢のツールとして描かれていた

・顔をみながら話せるTV電話
・高性能超小型カメラ
・自分が歩いている場所がわかる地図
・話しかけると答えてくれる人工知能

そんな道具を自分も含め、
全世界の人が持つようになることは
昭和の時代には考えもおよびませんでした。

作れっこないと思われていた未来の道具を、
現実に作り出そうとした人達の想いで
今の世の中は作られている。

様々な分野の「ドラえもん」たちが実現して
くれているのだと改めて感動します。

新型コロナウィルスの感染が拡大している今は、
暗いニュースに不安になることも多いとは思います。

ですが、誰も予想しないことが起こるのならば、
人の想いと力が創る、想像もしないような明るい
未来がやって来るのをワクワクしながら待ちたいと思います。

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