COLUMN
2019.04.23
vol.307「花見の由来とスズランの日」
真柄 学 (業務課)
こんにちは。業務課の真柄です。
新年度が始まってから、新元号と新紙幣
の発表があり、大型連休もせまってきて
色々とあわただしさが残る日々。
そんな中先週末当社では、毎年恒例のお
花見が開催されました。平成最後の(←使って
みたかったんです)花見ということもあり、
みな各々思い思いに桜の木の下で笑いあい、
楽しい時間を過ごしました。
そこで、元花屋である私が桜についてと、
新元号「令和」にちなんで五月一日の花
についてお話したいと思います。
お花見というのは日本独特の文化です。
桜が咲いたということだけで、その日の
トップニュースを飾ったりと、お花見は
日本人であれば誰でも身近に感じると
思います。
しかしながら、実は奈良時代までは「花」
と言えば、梅のことを指していました。
「花」と言えば桜と指すようになったのは、
平安時代以降と言われおり、花見に桜が
定着したのはソメイヨシノが生まれた、
江戸時代以降です。
ちなみに豆知識ですが、桜と梅の見分け方は、
花びらの先端が割れているかいないかを見る
と分かりやすいです。割れているのが桜、
割れていないのが梅です。
続いて新元号に変わる五月一日は「スズラン
の日」です。この言われは、フランスで
始まったようで、鈴なりに咲く花は縁起が良い
ことから、五月に咲くスズランは「幸せを
運ぶ春の使者」とされました。当時フランス
では、ご婦人に配ったり、若い男女が舞踏会
などで着る服に飾ったりしたそうです。
現在では「私の大切なあなたに幸せが届きます
ように」という意味で、スズランを贈る日と
なっています。
日本ではスズランを贈って相手の幸せを願う
風習はないのですが、私が花屋で働いていた
頃は、スズランは入荷が少なく管理も難しい
花の分類でしたが、入荷があると、すぐに
売れてしまう人気の花の一つでもありました。
是非今一度このような風習に倣い、元号が
変わるこの日に、大切な方へお花を贈って
みてはいかがでしょうか。