COLUMN
2018.06.25
vol.266「つくる楽しみ」
山際 直子(グラフィック課)
梅雨の季節になりました。
雨が続いて憂鬱な気分にもなりますが
そんな時「手作り体験」をしてみると
いうのはいかがでしょうか。
いろいろなものを自分でつくってみる
体験教室や、ワークショップなど最近
は本当に沢山あると感じます。
定番は陶芸でしょうか。
ネットで体験教室を捜すと、若い女性
が好きそうなオリジナルのアクセサリー
作りなども多くあります。
私は作ることが好きなので、今まで色々
な手作り体験をしたことがあります。
その内容は…
キャンドル造り、吹きガラスのグラス作り、
赤べこの絵付け、琥珀のアクセサリー作り、
サンドアート、和紙のランプシェード作り
など、興味のあるものをいろいろな場所で
体験しました。観光地で体験させてくれる
ものもありますが個人で工房をしている人
が教えてくれるものもあります。
実際に行ってみて印象に残っているもの
の中に、「トンボ玉」作りがあります。
トンボ玉というのは様々な色や模様を
つけたガラスの玉のことですが、アクセ
サリーや置物で楽しむことができます。
新潟の沼垂という地区にトンボ玉の工房
があり、そこで体験させてもらいました。
カラフルなガラス棒をガスバーナーで溶
かしてトンボ玉にするという作業ですが、
数時間で作り上げることができます。
固いガラス棒がガスバーナーの火でみる
みる溶けて丸くなりそこにまた別の色の
ガラス棒を溶かしたもので模様をつけて
いくのですが、簡単には意図した模様に
はなりません。
玉の中に花の模様が入っているような複
雑なデザインの物が作れるようになるに
は熟練の技が必要なようです。
私のとんぼ玉は、すこし手間取りました
が、大旨うまく作る事ができました。
火で形状が変化していき、それがまた安
定したものになるという工程が面白いと
思いましたし、自分でつくったガラスの
玉はとても綺麗で、満足感がありました。
普段出来ないことを体験する事はとても
良い刺激になり、気分転換にもなります。
梅雨の季節、室内でなにかをつくること
に没頭するという体験も楽しいのでは
ないでしょうか。