COLUMN
2018.01.16
vol.245 「今 エリートが【美意識】を学ぶのはなぜ?」
赤塚 壮一 (総務部)
寒中お見舞い申し上げます。
この時期からの1か月間が、1年で一番
寒さの厳しい季節となります。
同時にインフルエンザが猛威をふるう時期
でもあります。みなさまくれぐれも体調管理
に気を付けてお過ごしください。
さて、お正月休みに『世界のエリートは
なぜ「美意識」を鍛えるのか?』という本
に触れました。
「エリート」と「美意識」という、私にとって
は接点の乏しいこの2者が、どのように
つながるのか…。表題に興味を覚えたのが
きっかけでした。
世界的に高名な美術系大学院で幹部候補が
学ぶグローバル企業や、大美術館の教育
プログラムに参加する知的専門職が増えて
いるというのです。
エリートが「美意識」を学ぶ理由が
知りたいと思いました。
その理由は「真・善・美」の意識が製品デザ
インなどクリエイティブな領域だけでなく、
経営全般に大きく関わると説かれています。
問題解決が「コモディティ化」したがゆえ
に差別化が困難になり、不確実性が増す
なかで論理と理性に頼る判断の限界がみえ
てきたことも理由の1つだそうです。
世の中では、何かの問題が起こった場合、
それを解決する方法は、論理と理性に
よってある程度一般化されています。
しかしそれは、前例のない問題を解決する
のは不得意でした。
問題を解決する場合、論理や理性に頼るよ
りも、「これからどうしていきたい、どう
なりたい」といった「美意識」をもって未来を
感覚的にデザインする能力が問われる時代
になったようです。
論理と理性による経営判断の限界を超える
「美意識」を交えた経営判断という切り口は
新鮮でした。
最先端の経営判断に弊社の守備範囲である
「美」・「デザイン」・「アート」の領域が取り
入れられているとは…驚きでした。
翻って弊社は創造性を後押しする「美意識」を
持ったスタッフが日々企画とデザインで
お客様のお役に立てるよう励んでいます。
オンリーワンのトップ技術を持ちながら、
市場のコモディティ化の波にのまれてしまい、
なかなか消費者にその良さが伝えられなか
ったりしませんか?
自社の製品をもっとみんなに知って欲しい…。
自社の技術をもっと利用してもらいたい…。
そのようなことでお悩みの時は弊社へ
お声掛けください。
論理と理性に「美意識」を加えたデザインで
お手伝いさせていただきます。