COLUMN
2017.10.31
vol.235 「チョコレートの変化」
西川 あゆみ (デザイン部)
肌寒い日々が続き、冬が近づいてきましたね。
10月も本日で最終日です。
今日10月31日と言えば、もうすっかり日本でも季節の
定番イベントになった「ハロウィン」ですね!
この時期は、ハロウィン限定デザインパッケージの
お菓子もよく見かけるようになります。
「お菓子」といえば毎年寒い季節になると、
チョコレート商戦が始まります。
少し気が早いですが、2月のバレンタインデーまで続きます。
ここ数年、バレンタインデーでは特に顕著ですが、
チョコレートを誰かのために買うのではなく、
自分用に買う方が増加している傾向にあるそうです。
例えば、コンビニで売っているチョコレートでも
「自分へのご褒美に」というコピーやコンセプトを
全面に出す商品が増えてきています。
また、その他の傾向として、近年は全くチョコレートの
商品イメージがパッケージに載っていない、
あるいは載っていても扱いが小さい商品が多く販売されています。
パッケージに商品イメージを大きく掲載して
商品自体のおいしさを訴えることも勿論大切ですが、
パッケージの箱そのものが「素敵!」と
人の目を惹きつけるようなデザインが
増えてきてるように感じます。
ここに挙げた例だけでなく「チョコレート」
ひとつとっても、商品に対する消費者の
ライフスタイルが多様化する現代。
それに合わせて消費者に訴えかけるための
コンセプトや商品も多く存在することになります。
時代のニーズや価値観の変化が見られるのは
とても興味深いですが、それが多様化すればするほど、
消費者の選択肢が増えて、「選ばれる」ということが
難しくなっていきます。
私もその時代のニーズに合わせた新たな価値観を意識し、
本当に求められているものは何なのか、
何が「選ばれる」のかをしっかりとデザインへ
落とし込んでいきたいです。
そして、「素敵だな」と感じていただけるデザインを
お届けできるよう努めていきます。