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COLUMN

2017.09.12

vol.229 「カテドラル効果」

伊藤 貴生(CS課企画)

「カテドラル効果」という言葉をご存知でしょうか。
簡単に言うと天井の高さが人に与える影響のことです。

もっと具体的に言うと、
目立って高い天井は抽象的思考を活性化し、
目立って低い天井は細部を掘り下げる思考を
活性化するという効果です。

カテドラルとは聖堂という意味です。

創造性を必要とする研究室、商品開発室などは天井が高い方がよく、
緻密な作業の集中力を必要とする手術室などは天井が低い方がいいようです。

これらはその場所についての滞在時間にも影響があり、
天井が高い場所は滞在時間が長くなり、
天井が低い場所は滞在時間が短くなる傾向があるとのこと。

そう考えると、なるべくお客様に長くいて欲しいカジノなどは
天井を高くした方がいいですし、なるべくお客様の回転率を
上げたいファーストフード店などは天井を低くした方がよさそうです。

これらについて自分のことで振り返ってみると、
やらなければならないことが決まっており、
集中して処理したいときは狭いところに
籠もって仕事をしたくなっていた節があり、
やはりそのような影響があるのかもしれません。

ブレインストーミングのような、
皆からアイデアを募る会議は、
会議室に籠もるよりも、屋根のない屋外で
話し合った方がいいアイデアが出るかもしれませんね。

今後もアイデアに煮詰まったら、
積極的に外へ出てみようと思います。

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