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COLUMN

2016.10.21

vol.186 「絶版車」

赤塚 壮一(総務部)

少し肌寒い季節が バイク乗りの季節です。

天高く晴れ渡った秋空の下、バイクツーリングは
この上なく気分爽快です。
旅先で思いがけず露天風呂に入ろうものなら言うことなしです。

私は 同じ中型バイクに約30年間乗り続けています。

当然に絶版車です。

自動車も20年乗り続けたことがあります。
そもそも 気に入ったものは末永く身近に置いておきたい…。
そんな性格なのだと思います。

新車から30年の時を経ると、さすがに同じ型・色に
出会うことはまずありません。
自動車ではなくバイクなのでなおさらです。

世の中に自分だけのオリジナルを持つ疑似体験が、
絶版車に乗ることで可能です。

新車はピカピカで最新のデザインで、とてもカッコいいです。
近未来的な匂いもプンプンします。
安全装置もバッチリです。

しかし約30年の絶版車も磨き上げれば、
細部の錆は致し方なくとも、
年月の「深み」と「渋み」が漂ってきます。

これは新車がどう頑張っても出せない味です。

ハンドルは切りにくいし、ABSは付いていないし、
電子系統の耐熱装備は不十分。
修理するにも部品自体がなくなり、流用できる部品も
年々少なくなってきます。

手がかかるのは確かです。
通勤用には決して使えません。
全くの趣味の領域でしか活躍できません。

でも なかなか手放せません。
たとえ中古で買ったものでも。

類は友を呼ぶ。
道の駅で2輪車専用駐車場に連休などに駐車すると
寄ってきます。特に若者が。

見たことがないのでしょう。
「なんだこのデザインは?」という感覚なのでしょう。

私の愛車は決して名車ではありません。
それゆえ希少なのかもしれません。
それが一種快感をもたらします。
「30年乗り続けてよかった」と思う瞬間です。

さて弊社も30年以上の実績があります。
経験豊富で多彩なデザイナー・企画マンがいます。
「話してよかった」と思える結果を必ずや
もたらしてくれるでしょう。

ご相談お待ちしております。

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