COLUMN
2015.03.20
vol.107 「リ・デザイン エキシビション 2015」
燕三条では、「リ・デザインエキシビジョン」という、デザインコンテストが毎年行われています。燕三条地域で作られ、すでに販売されている商品のデザインを県内のデザイナーが見直し提案するデザインコンテストで、地元企業と地域で活躍するデザイナーのビジネスマッチングを実現し、新たな価値を創造しようという目的で開催されています。
県内のデザイナーが同じテーマで取り組んだ作品を一度に見られる貴重な機会で、私も一昨年から参加させていただいています。今回弊社からは、常木と塚田の二人が参加させていただきました。「花鋏」と「鰹節削り器」の2つのパッケージを県内デザイナー28名でリデザインし、2月20日(金)~3月9日(月)にわたり、「燕三条地場産センター メッセピア 物産館前」、「燕三条Wing」の2会場で一般の方々より人気投票をしていただきました。
私が提案した「鰹節削り器」は、テーマ企業様が説明会でおっしゃっていた・ 海外販路を視野に入れたい ・ 色味が一遍で地味なパッケージとなってしまう・ 日本を感じるデザインをキーワードに、江戸時代後期から使用されていたと言われる鰹節削り器の使用シーンを、ユニークでストーリー性ある鮮やかな浮世絵風のイラストで表現しました。イラストには、より日本を強く感じさせるべく日本を代表する富士山などもコラージュし、パッケージ全体をイラストで覆いリデザインしました。展示や陳列をする際には、パッケージの各面ごとを並べると一つの絵となって目を引くのも、アピールポイントとしました。
そして3月17日(火)燕三条地場産業振興センターにて、425名の人気投票結果による上位3案と、テーマ企業様が選ぶ特別賞の発表・表彰が行われました。「花鋏」では弊社の常木が2位に入賞!私は「鰹節削り器」で特別賞という、名誉ある賞をいただくことができました。受賞はもちろん嬉しいですが、自分のコンセプトがしっかりと伝わった結果として、受賞できたことが嬉しいです。展示を見に足を運んでくれた方、投票していただいた方、本当にありがとうございました。
これからも伝わり、響く、デザインを目指して、日々邁進していきたいと思います。また、今回エントリーされた全ての提案は、「燕三条地場産センター物産館前」、「燕三条Wing」にて3月22日(日)まで展示されておりますので是非ご覧ください。