COLUMN
2014.09.19
vol.82 「弱点を武器に」
皆さんは日本の都道府県で唯一の
「スターバックスコーヒー空白地帯」をご存知でしょうか?
某TV番組やネットのニュースでも取り上げられていますが、
それは「鳥取県」です。
平井鳥取県知事も自ら、
「スタバはなくても日本一のスナバ(砂場)はある」
と発言し話題になりました。
さらにスタバを店名にもじった(?)、「すなば珈琲」が鳥取市内に
今年の4月オープンして、これまた話題になっています。
しかし来年の夏、ついにスターバックスコーヒーが
鳥取県にオープンすることが決定しました。
県民からはスタバができて嬉しいという声もある反面、
「スタバがない県」というアピールポイントを失うこと
のほうが大きいのではという声もあるようです。
一般的に会社の宣伝をするとき
「他社にはない強みが自社にはある」
という強みをアピールすると思いますが、
この件に関しては全く逆の発想ですね。
「全国で唯一スタバがない県」という自虐的なネタを
鳥取県のアピールポイントとするのは実に面白いと思いました。
たとえそれが自らのコンプレックスであっても、
情報が氾濫する現代においては、それを理由に
周りから突出して目立つことになり、
それだけでストロングポイントになります。
さらに突き詰めていけば、周りから目立つだけでなく、
逆にどんどん武器にしていくこともできるのではないでしょうか。
たとえば、「全く日常に必要ないもの」は言い方を変えると
「非日常を演出してくれるもの、ぜいたく品」となります。
このように少し言い方を変えるだけでも、
短所が長所になり販促となります。
「弱点を武器にしたい」などのお悩みがありましたら
お気軽にご相談ください。