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COLUMN

2013.09.27

vol.33「女性デザイナー」

山際 直子(デザイン部)

広告、空間、服飾など、世界には様々な分野で活躍している、
女性のデザイナーが数多くいます。
女性デザイナーといえば、皆さんは誰を思い浮かべるでしょうか。

今回は私が好きな陶器デザイナーを紹介したいと思います。
1920年代~イギリスの陶器デザイナーで、
「スージー・クーパー」 という女性がいます。
スージー・クーパーの生み出す作品は、独特の形状をしたポットや、
砂糖菓子のような淡い色使いで繊細な絵柄を描いたカップなど、
独自の世界観が溢れていて、多くの女性の心をときめかせます。

スージー・クーパーも最初は会社に務め、陶器に色を塗ったりする
ペインターの仕事に就いていました。
その後陶器デザイナーとして認められて、自らの会社を立ち上げ、
数々のヒット作を生み出しました。

今の世の中とは違い、この時代に女性が社会進出し、
多くの人に認められることは難しいことでした。
93歳で生涯を終えるまで現役を貫き、作品を作り続けたそうです。
洗練されたそのデザインは、現代でも愛され続けています。

分野は違いますが、同じデザインを職業としている者としては、
彼女の存在は夢であり、憧れです。
そしてなんと言っても、その圧倒的なデザインセンスの虜です。

才能あふれるデザイナーは多くいますが、女性独特の感性というのは存在し、
そのセンスが特に同性に強く響くことが多くあると思います。

現在誠晃舎には、グラフィック、インダストリアル、スペースデザイン、
コピーライティング、フォトスタイリストと、それぞれを担当する
女性デザイナーが計7名活躍しています。

今までと少し視点を変えて、女性の感性を活用したモノづくりをしてみませんか?
きっとお役に立てることがあると思います。

 

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