COLUMN
2014.01.11
vol.47「コミュニケーションデザイン」
石井 達 (スタジオ誠晃舎)
近年デザインの世界で「コミュニケーション」という言葉が
多く使われるようになってきました。
また「コミュニケーションデザイン」という言葉もあります。
企業が生活者に対してなんらかの方法でコミュニケーション活動を行うことで、
理想的な関係を作ることだそうです。
相手が求める必然性を理解してデザインを進める意味では
「ユニバーサルデザイン」にも通ずる言葉です。
メーカーが自社の直販サイトやDM通販、直売店舗にて自社製品を
販売するケースが増えてきております。
特に食品関係ではその傾向が多くみられます。
これらの動きには、従来メーカーが問屋業、販売店と通じて顧客と
取引をしてきた流れに対して、自ら顧客とコミュニケーションを図り、
顧客が本当に求めるものを探り、提供していこうとする動きではないでしょうか。
当社の名刺には「感動・情報と企画のコミュニケーションを創る」
というフレーズが入っております。
これは、お客様とその売り先のお客様、または当社とお客様を
企画・デザインを通じて結び付けていきたいという思いからきております。
当社では依頼いただいた案件のお仕事を始める前に、
まずお客様が何を望んでいるのかを掘り出すためにヒアリングを行います。
その際、その案件にまつわることだけではなく、お客様の市場のこと、
競合のこと、製品であればいくら位の価格で市場に出したいのか、
どのような売り場で販売する予定なのか等々、色々お話しをお聞きして、
それらの事柄に当社が調査した内容を加味してデザインワークを進めていきます。
その中でこの商品であればこの市場が良いのでは等の
アドバイスもさせていただきます。
このようなプロセスの中で本当にお客様に適した企画・デザインを
ご提案できるように活動しております。
本年も皆様のご商売に役立つ企画、
デザインを提供していきたいと思いますので
社員一同宜しくお願いたします。