COLUMN
2013.11.29
vol.42「懐かしのデザイン」
初瀬 隆幸 (営業部)
先日お客様へ訪問した際、
『懐かしいのがあるので、飲んでいきませんか』と、
コンツアーボトルに入ったコカコーラが出てきました。
子供の頃以来久しぶりに見たので、とても懐かしかったです。
さすがにコインクーラーはありませんでしたが…。
若い世代によっては、コンツアーボトルと言っても分からないかもしれませんね。
カカオ豆のイラストをヒントにデザインされた瓶で、
真ん中がふくらみ底のほうにかけて細くなり、
縦方向に溝が何本も走る独特の形をしています。
1915年に「暗やみで触ってもコカ・コーラのボトルとわかるもの」という
コンセプトの元に考案されたようです。
コンツアーボトル→缶→ペットボトルと時代によって
容器が変化していったコカコーラ。
それによりパッケージのデザインも変化してきました。
コカコーラ、カルピス、三ツ矢サイダー、ガリガリ君など
自分が子供の頃からある商品のデザインが時代とともに
微妙に変わってきているのに気づかされます。
自分の子供の頃から知っている商品のデザインがどのように
変わっていっているか見比べるのも面白いです。
比べてみるとその変化に思わず「ニヤッ」としていまいます。
弊社では、お客様の商品パッケージのデザインをさせていただく機会が
多いのですが、昔ながらの製品のデザインを踏襲する場合もあれば、
思い切ってガラリと変更することもあります。
そして勿論そこには、そうデザインするだけの理由を持って取り組んでおり、
時にそれはターゲットとなるお客様の年齢層や性別であったり、
商品が置かれる売場の様子であったり様々です。
今回のコンツアーボトルを見て、昔のデザインもいいなぁと思いました。
世の中には「復刻版」と銘打った商品も企画されたりしますね。
デザインでも温故知新。
今ある商品のデザインについて、昔を振り返ってみるのも
時には必要なのではないでしょうか。