COLUMN
2025.02.12
vol.586「雪国の記憶」
斉藤 和則(営業部)
皆様、こんにちは。営業部の齋藤(和)です。寒い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
日脚も少しずつ伸び、春の足音が聞こえてきそうな今日この頃。そんな中、先週末は記録的な大雪に見舞われました。
私は土曜日に自宅の雪かき、日曜日には秋葉区に住む祖父の家で屋根の雪下ろしをし、全身が筋肉痛に…。
特に屋根の雪下ろしは数年ぶりで、作業をしていると20年ほど前に苗場でアルバイトをしていた頃の記憶が蘇ってきました。今回は、そのときの「雪かき」にまつわる思い出をお話ししたいと思います。
雪かきには地域ごとにさまざまな呼び方がありますね。「雪かき」「雪除け」「雪ほり」などが一般的ですが、苗場では「雪っぽり」と呼んでいました。
当時、私はスキーやスノーボードの板、ブーツのレンタル業務を担当していましたが、平日でお客様が少ない日は別荘地の「雪っぽり」を手伝うこともありました。
3~4人で2台のスノーモービルに乗り込み、雪に覆われた別荘地へ向かいます。特にその年は記録的な大雪で、屋根の上には固く締まった雪が1.5mほど積もっていました。
はしごをかけて屋根に上り、雪を下ろしていくのですが、これがとにかく怖い作業でした。積もった雪の最下層は、一度溶けて再び凍り、氷の板のように固くなっています。この層にスノーダンプを深く差し込みすぎると、衝撃で氷が割れてしまい、屋根の上の雪ごと一気に地面へ落下する危険があるのです。大量の雪の下敷きになるリスクがあるため、下の層はあえて残し、氷が割れないよう慎重に作業を進めます。(ちなみに、はしごをかけた瞬間に氷が割れて屋根の雪が一気に落ち、あっという間に作業が終わる“ボーナスステージ”的な奇跡が起こることもあります。)
そんなある日、私は2階の屋根の中腹で雪を下ろしている最中、「ピキッ」という嫌な音を聞いてしまいました。氷が割れ、次の瞬間には屋根の雪が一気に滑り落ち始めたのです。
私も雪と一緒に体育座りのような姿勢でズルズルと滑り落ち、屋根の端まで来たところで必死にジャンプ!!まさに感覚的にはスキージャンプです(実際にやったことはありませんが)。なんとかジャンプに成功し、落ちてくる大量の雪よりも遠くに無事着地することができました。もしあのときジャンプに失敗していたら…と思うと、今でもゾッとします。
それ以来、「雪っぽり」は怖くて大嫌いな仕事になりましたが、振り返れば良い思い出です。
近年は雪が少なくなり、屋根の雪下ろしをする機会も減ってきましたが、もし作業する際は細心の注意が必要です。
今回のコラム、いかがでしたでしょうか?本格的な冬ももうすぐ終わり、待ち遠しかった春はすぐそこまで来ています。体調に気をつけて、冬を乗り切りましょう!