COLUMN
2025.01.28
vol.584「時のプレゼント」
長谷川 洋(営業部)
今回は、私が大切にしている一冊の本をご紹介します。その本のタイトルは『時のプレゼント』。かつて話題になったe-mailを題材に、著者が少し手を加えた作品です。
この本では、全ての人が毎朝86,400秒を「時間」という形で口座に振り込まれ、一日の終わりにはその残高がゼロになる、というイメージが語られます。「この貴重な時間を、あなたはどう使いますか?」と問いかけられているような感覚になる一冊です。詩集のような美しい文体で書かれており、短時間で読み切れる点も魅力です。
昨今、効率や「タイパ(タイムパフォーマンス)」が重視される時代です。時間をどう最大限活用するかを説く啓発本が多い中、この本が教えてくれるのは少し違う視点です。今という瞬間を大切に味わいながら過ごすことこそが心の豊かさであり、振り込まれた時間を最も有効に活用する方法だと教えてくれます。
実はこの本、20年ほど前に友人から借りたのが最初の出会いでした。その後、どうしても手元に置いておきたくなり、自分用に購入したのです。
昨年末、部屋の整理中に久しぶりに手に取った時、まるで「もう一度読んでみて」と神様が差し出してくれたように感じました。時間の使い方がいまだに上手くならず、年々時の流れが早く感じられる自分に、再び問いかけてくれる内容でした。
長いお正月休みが明け、1月も半ばを過ぎて少し疲れを感じている方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時、この本を手に取ってみてはいかがでしょうか?きっと、心が軽くなり、豊かな時間の過ごし方について考えるきっかけになるはずです。
私自身、この本をしばらく枕元に置いておこうと思っています。