COLUMN
2024.09.12
vol.565「ペットを飼いたい」
山際 直子(デザイン部)
唐突ですが、皆さんはペットを飼っていますか?
私はずっと犬や猫、ウサギなどのモフモフと毛の生えた動物を飼いたいという願望があります。
しかし、生活スタイルや住宅事情などの理由で、ペットを飼うことは難しく、今に至っています。そういった方は意外と多いのではないでしょうか。
最近では、動物以外にもさまざまな形で「ペット」を楽しめる選択肢が増えていることを知り、いくつか調べてみましたので、ご紹介します。
まずは、犬型ロボットの「アイボ」に代表されるロボットペットです。今や形状も多様化し、タッチセンサーや温度センサーなどの最先端テクノロジーが搭載されています。
その中でも特に私が興味を惹かれたのが、パナソニックが開発したコミュニケーションロボット「ニコボ」です。コンセプトは「弱いロボット」で、丸みのあるシンプルなデザインが特徴です。ニットに包まれた姿は愛らしく、何か特別な機能があるわけではありません。ただそこにいるだけという存在感は、まさに動物のペットのようですね。
次に、スマートフォンを使って生活を共にしているように感じられるARペットです。これはゲーム要素が強いものですが、アプリとして気軽に入手できるのが魅力です。例えば、2023年5月に配信された「ペリドット」というアプリは、スマホのカメラを使ったAR機能を活用し、仮想ペットが現実の障害物や壁を認識して動く姿を楽しめます。実際にペットと共に生活しているような感覚が味わえそうで、非常に興味深いです。
そして、主に子どもをターゲットにしたデジタルペットもあります。すぐに思い浮かぶのは、やはり「たまごっち」ではないでしょうか。1996年に初めて発売され、今でも根強い人気を誇っています。
最近では「きゅーびっつ」という新しいデジタルペットも登場しました。箱型のケースを開けると、飛び出すように見えるデジタル映像のキャラクターを実際に撫でたりして育てるゲーム型のペットです。飛び出して見えるキャラクターが面白く、小さな子どもたちには特に喜ばれそうです。
このように、人が工夫して開発した動物以外のペットも、今後さらに多くの人に癒しや喜びをもたらしてくれそうですね。