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COLUMN

2024.08.19

vol.562「気分に合わせたカメラ選び」

山田 芹香(スタジオ誠晃舎)

「今日はじっくり撮影したいからフィルムカメラ」、「今日はたくさん移動するからコンパクトカメラ」、といった具合に、プライベートではカメラを使い分けている山田です。

カメラによって様々な質感や色味の癖があり、どんな場所に行くのか、どんな画が撮れそうかを想像しながら、あるいは気分に任せてその日持ち歩くカメラを選んでいます。

そんなわたしが最近手に入れたカメラがこちらのOLIMPUS CAMEDIA C-4040 zoom。

このカメラを選んだ決め手は見た目の可愛さ、どこか懐かしく映るであろう画素数、明るいレンズ、そしてズーム機能を備えた高い汎用性です。C-4040は2001年に発売されたカメラで、スマートメディア(厚さ0.8mm以下の薄~いメディア)を入れて使用します。

現在ではこの特殊なメディア規格が生産されていないため、中古市場で安価に取引されていることもありますが、実際にはメディアや専用カードリーダーを入手するのが難しい状況です。

それでも、当時はハイアマチュアからプロのカメラマンにも愛用されるほどの高解像度と明るいレンズを搭載していたため、非常に重宝されていたのではないでしょうか。

弊社カメラマンの山口さんも、このシリーズを愛用していたとのことで、おすすめの一台だそうです。

仕事では高画質が求められるため、特別な意図がない限りこのカメラを使うことはありませんが、少し懐かしい質感を楽しみたいという欲求にぴったりのC-4040。可愛い見た目と十分な機能を持つカメラが欲しかった私にとって、これは大満足の一台です。

状態も良好で、シールもピカピカのまま、大切にされてきたことが伝わるこのカメラ。これからは私が大事に使っていきたいと思います。メディアが壊れないことを祈りつつ…(笑)

さて、私事にはなりますが、『世界遺産 黄金の宝島 佐渡 上山益男 写真展』と同時開催の『上山益男の教え子展』に新潟デザイン専門学校の卒業生の1人として参加させていただきました。

8月24日(土)から10月14日(月・祝)まで新潟市中央区にあるNSG美術館にて開催となりますのでぜひ行ってみてください。

詳細URL : https://www.nsg-artmuseum.jp/1613/

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