COLUMN
2024.02.06
vol.535「最新のオフィスデザイン」
松山 隆典(ウェブ課)
徐々にコロナ禍が収束する中で、リモートワークからオフィスワークになっている企業が再び主流になっています。
コロナ禍以前のオフィスといえば、オープンプランでフリーアドレスにするのがトレンドでしたが、最近では従業員がパーティションで仕切られたスペースを好む傾向が強まっているようです。
これは、長期間自宅で仕事をしていた人がオフィスにおいても静かで集中しやすい環境を求めるようになったためと考えられます。ノイズやプライバシーの不足が仕事の効率に悪影響を与えることに気づいた結果、従業員がより個別の作業空間を重視するようになっています。
雇用主はコラボレーションを促進するためのスペースを大切にし、一方従業員はある程度のプライバシーを求めています。
そのため、現在東京都内の企業では、一人一人に固定の席を用意し、より住宅的な空間要素を取り入れたオフィスデザインが増加しています。
多くの企業が従業員に出社を促進する中で、働き方だけでなくオフィスデザインにも変化が必要とされています。柔軟性を持ったオフィス環境が求められ、従業員の多様なニーズに対応できるような変革が進むことでしょう。