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COLUMN

2022.11.01

vol.472「伝わるスピーチをするために」

近藤 武弘 (デザイン部)

人のスピーチを聞くこと、
また自らスピーチする機会は少なくありません。

多かれ少なかれ各企業で朝礼を実施しているケースはよくあります。

当社も毎週月曜日は社員が一堂に会して朝礼を行い
当番にあたる方のスピーチを聞くのが通例となっております。

私がスピーチする際、気をつけていることが2つあります。

1.ネガティブな話題はしない
2.3分(長くて5分)以内で完結させる

この2つです。

単純にこの逆のスピーチは苦手だからです。

「よし、今日もバリバリやりますか!」
という朝一番から暗くなるような朝礼は、
テンションダウンもいいところです。

話の長さも重要です。
語り手は少しでも聴衆に真意を伝えようと努力するあまり、内容が膨らみ、
テーマがいくつも混在してしまうなんてことがありがちです。

自分でも時に話しながら、
あれ?これじゃ伝わらないかな…
なんて変に焦り、言葉を見繕い、
結果的に収拾つかないスピーチをしてしまった経験は数知れず。

聞く立場からしても、
長いスピーチは単純に真意が伝わりづらいものです。
せっかくの皆の大切な時間を
無駄にさせないよう気をつけています。

何かを人に伝える場合、テーマは1つに限ります。

これはデザインも同じ。

特徴がたくさんあるからと、
それらをダラダラ記載したパッケージ。
店頭で消費者の心を掴むのは難しいでしょう。

伝わるスピーチもデザインも、
ポイントを絞って表現することが相手の心を動かす。

最も単純で効果的なテクニックだと私は信じています。

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