COLUMN
2022.03.15
vol.441「OMO型ストア」
小倉 善行(SP課)
皆さんは、アパレル業界が進めている「OMO型店舗」をご存知でしょうか。
OMOとはマーケティング手法のひとつで、
「Online Merges with Offline(オンライン マージズ ウィズ オフライン)」
を略した言葉です。
アパレル業界では、実店舗とECが連動した新業態をOMO型店舗と称します。
昨年、楽天東急プランニングが、「Rakuten Fashion」の女性向け秋冬アイテムを
展示・販売したポップアップストアを期間限定オープンした事例で説明すると、
リアル(実店舗)からECへと誘導する仕掛けは次の通りです。
直接販売は行わず、展示された各アイテムのタグに掲示されたQRコードを
お客様がスマートフォンで読み込むと「Rakuten Fashion」の販売ページが開き、
そこから購入・決済する流れです。
ECサイトではサイズ感などが分かりづらく、
購入しづらいところを、実際に試着し、
手に取り確かめてもらったうえでオンライン購入してもらう…という、
オンラインとオフラインが融合した購買体験を提供することが、
ポップアップストア開設のねらいです。
私個人もECサイトで購入したものが届き、
実際に手に取ると、思っていた印象とちがうな…
という経験もあり、不安があります。
お店で試着後、QRコードさえ読み込めば、
その場で購入せずともじっくり考え、
後日購入もできることもOMO型店舗のメリットです。
こうしたOMOというマーケティング手法は、
ECサイトを持つ企業であれば取り入れることが
できるのではないかと考えます。
・ECサイトがあり、実店舗はないがショールームがある
・ECサイトがあり、卸先の小売店舗で自社コーナーがある
など、ECサイトを持つ企業様はご検討されてはいかがでしょうか。
もしポップアップストア計画されるのであれば、
当社で店舗設計から施工までの空間プロデュースをいたします。
さらに当社では、ポップアップストアなどの
屋内空間を高性能カメラで360°3Dスキャンした
VR空間を制作し、Web上でユーザー体験できる
VRコンテンツサービス「ぐるみる3D」をご提供できます。
OMO時代に合わせたさまざまなサービスを
ご提案、サポートをいたします。