COLUMN
2022.03.01
vol.439「スポーツとテクノロジー」
松山 隆典(ウェブ課)
先日、テレビでサッカー日本代表の試合を見ていて、
サッカーにも年々新しいテクノロジーが導入されているんだなぁと感じました。
GPSでボールや選手の動きについてのデータを収集し、
活用するのがチームの成績に直結するようになっています。
例えばペナルティキックを
「ストライカーはミッドフィルダーよりも左隅に蹴る確率が高い」など。
他にもVAR判定が導入されたことにより
勝敗さえも左右するゴール前での微妙な判定をビデオ判定で可視化し、
見ている人が納得する判定が可能になりました。
日本のJリーグでも一番上のカテゴリーであるJ1で導入されています。
さらに、ゴールラインテクノロジーでは7台のハイスピードカメラで
ゴール付近を毎秒500コマで撮影。
ゴールラインをボールが完全に越えたかどうかを判定し、
越えていた場合、1秒以内に主審の腕時計に
振動とともに「GOAL」と表示させ、
ゴールであることを伝える仕組も導入されています。
ただサッカーを見るのは大好きなんですけど
バスケット出身の私としては納得できないことが1つあるんです。
これだけテクノロジーが進化している中で
アディショナルタイムのアバウトさが気になります。
例えばアディショナルタイムが3分と表示されても、
3分ちょうどではなく3分台という意味なので、
3分1秒~59秒ですでに約1分誤差が出る可能性があります。
また、アディショナルタイム中にも
さらにロスした時間が追加されていきます。
一度バスケットボールのルールで日本代表戦で
ロスしている時間を集計してみたのですが、
プレーしていない時間が24分もありました…。
でもアディショナルタイムは5分でした。
あと何年かしたらさらにテクノロジーが進んで、
「昔アディショナルタイムって主審の時計で計ってたらしいよ」
って時代がくるのでしょうか。