COLUMN
2021.11.16
vol.426「メタバース」
萱森 友之(業務課)
先日Facebook社が社名を「Meta(メタ)」に変更しました。
この新しい社名は、「メタバース」という言葉が由来となっています。
メタバースとは、「meta」(超越、高次の)と
「universe」(宇宙)を組み合わせた造語で、
オンライン上に構築された、人が活動できる仮想空間のことです。
簡単に言うと有名な映画『マトリックス』の世界です。
あの今までにない映像表現で世界観が構築されていた映画を観て、
当時胸を躍らせた方々も多かったのではないでしょうか?
1999年公開時にはまさにSFの中の話だったのですが、
これが今や、ある程度は現実のものとなって来ました。
「メタバース」内では自分の「アバター」を使い、
もう一つの世界を楽しむことが出来ます。
「アバター」という言葉も、映画『アバター』で
一般的に広まったんじゃないかと思います。
仮想空間というと、まだまだ子供っぽいと思われるかもしれませんが、
これだけ過去の名作映画で取り上げられてきた技術なので、
クリエーター界隈では案外長い間待ち望まれていた技術なのかもしれません。
アニメや漫画もそうですが、夢を追う事で実現する
技術は何か熱く込み上げてくるものがあります。
またMeta社だけなく、GAFAM(GAMAM?)もこぞってメタバースに
注力するとの話もありワクワクが止まりませんね。
GAFAMの一つマイクロソフト社はMRツール内でのExcelや
PowerPointの運用を考えているそうです。
日本でも旅行代理店や携帯各社が「メタバース」参入を発表していますね。
しかも今はVR空間が手軽に作れるような無料アプリも普及しています。
これにより今までVRとか良くわからないといった方々の負担も軽減され、
非常に敷居が低くなりました。
今後は、現実の世界と同じ世界がもう一つ、
または必要数創造されていくので、
「メタバース」に対する経済規模の期待値がすごいことになりそうです。
私も時代の進歩に乗り遅れないようにしたいと思います。