COLUMN
2021.09.28
vol.419「時代に合わせて変わる、変える必要性」
柳沼 佳彦(デザイン部)
「やはりすごいな」と最近改めて思った企業があります。
それは、任天堂です。
子供が「スーパーマリオメーカー」という
ゲームにハマっています。
ご存知の方もいるかと思いますが、
スーパーマリオブラザーズのゲームステージを
自分で作ってプレーすることができるゲームです。
このゲームが面白いのは、自分が作った
ステージを友だちにやってもらったり、
さらにオンラインにアップしてたくさんの人に
プレーしてもらったりできることです。
また、クリアが無理なステージを作ることは
できないようになっていて、
公認されるには自分で作ったステージを
自分自身でクリアしないといけません。
ゲームをプレーする楽しさと、
ステージを作る楽しみが両立しており、
技術だけでなく想像力も必要ですし、
完成させる(クリアすることができる)という
ゴールも設定されていて、
とてもよくできているゲームだと思います。
最近では、さらに子供に楽しくプログラミングを
学んでもらう「はじめてゲームプログラミング」
なるソフトを販売したりして、
作る側の面白さをユーザーに提供する姿勢はすごいです。
任天堂は、設立当初は花札を作る会社でした。
その後、日本で初めてトランプの製造をするなどを経て、
大ヒット商品ファミリーコンピューターを生み出し、
家庭用TVゲーム機を世界中に広めた会社となりました。
スタートは、いわゆる「モノ」を製造していたのが、
時代の変化とともに、ゲーム機という「モノ」を使用して、
「コト」のサービスを提供するように変わっていきました。
モノづくりの会社から、「コト」を作ることができる
クリエイティブな会社へとしっかり変化していけたことは、
やはり任天堂という会社のすごいところだと思います。
「モノ」を作っているだけではここまでの企業には
なり得なかったでしょう。
私も時代の変化に合わせて変われるよう、
日々の勉強を心がけたいと思います。