COLUMN
2021.03.30
vol.395「情報の取捨選択」
長谷川 洋 (営業部)
都市伝説!? 陰謀論!?
そんなワードが出てくると、何となく興味をそそられてしまいます。
少し前ですが、アメリカの大統領選をめぐる話題でも色々と出てきてました。
ところで皆さんはこの情報に溢れた世の中で、
どのようにそれらを処理していますか?
世界情勢・政界・芸能界・売れ筋商品などなど・・・あらゆる情報は、
複雑に絡み合った因果関係で起こる事象を、
伝える側の思惑を通して発信されています。
昔は新聞やテレビが中心で発信源が少なかったため、
限られた情報だけを鵜呑みにしてしまう危険性こそあるものの、
受け取る側は楽だったように思えます。
今よりももっと情報に対して受け身だったせいもあり、
手渡された様々な情報は、その時点ではシンプルな真実であり、
それらによって、自分の周りの世界は形作られていました。
でも今はどうでしょう?
無責任な情報も含めて、何でもネットに上がっているので、
発信者・反対意見者・その利害関係者など、
それぞれにとっての都合の良い情報がゴチャ混ぜで入ってきます。
その上、一方の意見ばかりに流されないよう中道を保とうとすると、
結局仕入れた情報からは何の確信も生まれないまま、
それぞれへの疑いでモヤモヤするだけ。
今まで事実だと思ってきた事も簡単に覆されて、
いったい何を信じて良いのか分からなくなってしまいます。
(自分にしっかりした思想と知識があれば、惑わされることもないのでしょうけど…)
従来のメディアが弱くなったせいで、
大手の広告代理店もなにやら厳しい状況のようですが、
取って代わったネットの大量な情報から取捨選択をゆだねられる状況とは、
これからもずっと向き合っていかなければなりません。
あまり気負わず、上手に距離を置きながら、
本当に自分にとって[知りたい事]・[好きなもの]・[大切なもの]を
自然に吸収できるような人になりたい・・・、
と思っている今日この頃です。