COLUMN
2020.10.20
vol.375「DX(デジタルトランスフォーメーション)」
小倉 善行(SP課)
「DX(デジタルトランスフォーメーション)」という言葉が近年、
よく聞かれるようになりました。
このメルマガの送信日には終了していますが、
10月の15日と16日の日程で新潟市産業振興センターにて
開催された商談産業見本市「にいがたBIZEXPO」内の
企画展のテーマも「DX」でした。
この「DX」とは、
「ITの活用を通じて、ビジネスモデルや組織を変革すること」
という意味があり、成功することで
「労力の削減や収益アップ」につながると言われています。
これまで社会は、全てにおいて「人間」が情報分析のもとに
意思決定し、実行してきました。
DX後の社会では、大量の情報分析を「機械(人工知能【AI】)」が意思決定し、
「機械(ロボット)」が作業する世の中と変化していきます。
現在のコロナ禍で、DXが注目され、アフターコロナには、
ビジネスモデルデザインのトレンドとしてDXが話題となり、
各企業が製品を開発・提供するとも言われています。
いくつかの要因はあると思いますが、
身近な現象として2つの要素があげられます。
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1.テレワークの一般化
アナログツールだけではなかなか、
普段通りの業務を進められません。
クラウドツールを用いなければ
データはすべて会社にあるので
確認できませんし、電話やメール
だけではスピード感を持って
報連相ができません。
DXが実現できているからこそ、
テレワークができるようになるのです。
顧客や消費者の生活スタイルが
変化しています。
代表的なツールとしては、弊社も
利用している「Zoom」です。
オンライン会議ツールとして
利用されていたZoomはコロナ禍に
よって消費者全体が使うツールに
成長しました。
2.消費者の購買がオフラインからオンラインに
今回のコロナ禍で、飲食業やサービス業、
美容業のようなリアルで店舗に赴き
サービスを購入する必要がある業界は
大きな痛手を被りました。
そしてこれらの業界が生き残るためには
オンラインに購入の場を設けて、
顧客に届ける必要があります。
今後はよりリアル店舗がDXを進める
ことになり、消費者の購買の場が
変わっていることになります。
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業務形態は変わりますが、弊社の中での私個人のビジネスモデルは、
展示会のブースデザインを中心とした空間デザインです。
現在の展示会の状況は、コロナ禍の影響で展示会の開催中止や、
コロナ感染を心配される出展社様の出展見送りなどで
昨年までのようなプロジェクトは望めません。
よって、今までのような実際の展示会のブースデザイン提案から、
オンライン展示会などのオンラインによる新たなビジネスモデルの
提案を目指して準備を進めています。
コロナによって今後もDXが進んでいくといわれています。
単に企業の業務効率化までを視野に入れてしまうと、
デジタライゼーション止まりとなり、DXは成立しません。
DXを達成するために必要なのは、顧客の顧客です。
弊社も最終的なエンドユーザーの生活に変化をもたらすことを
目的とした企画を提案することで、お客様をサポートいたします。