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COLUMN

2018.12.04

vol.289「コーヒーが冷めないうちに」

須藤 則子 (総務部)

寒い日が続きますが、
家の中に籠もりがちなこの季節に
ぴったりな小説をオススメしたい
と思います。

最近映画化もされた、
川口俊和さんの小説
『コーヒーが冷めないうちに』
です。

ジャンルとしては、ファンタジー小説に
なるのでしょうか。
とても引き込まれる感動的なお話でした。

ある喫茶店のある座席に座ると
コーヒーを飲んでいる間だけ
望んだ時間に戻れる…。

過去に戻っても現実は変わりません。

それでも、登場人物はみな
言えなかったことを言っておきたい、
ただ大切な人に会いたいなど、
いろいろな思いで時間移動をするために
この喫茶店を訪れます。

そして、戻って来たとき、
たとえ現実は変わらなくても
その人の気持ちに変化が起こり始めます。

4つの物語が入っていますが
どの物語も感動的なお話でした。

この続編の小説
「この嘘がばれないうちに」
「思い出が消えないうちに」
この2冊も発売されているので
ぜひ読んでみたいと思っています。

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