COLUMN
2018.12.25
vol.292「2019年について
伊藤 貴生 (CS課企画)
2018年も残すところわずかとなりました。
皆様にとって、今年はどんな年だった
でしょうか。
新たに2019年を迎えるにあたって、
博報堂の生活総合研究所が来年の
ヒット予想ランキングを発表しています。
http://seikatsusoken.jp/report/12920/
それによりますと、来年流行の
キーワードは「ソーシャル・プラス」。
ユーザーが求めるのは世の中の基盤を
アップデートしてくれる商品やサービス
なのだそうです。
来年は日本の世の中を変える大きな
変化の波が3つやってきます。
まずは5月の改元です。
昭和から平成に変わるときは、
天皇陛下が崩御されたことを受けての
ものだったため自粛ムードで消費が
落ち込みましたが、今回は陛下が
御顕在ということもあり、お祝い
ムードで経済効果が見込めるのでは
と言われています。
2つ目は10月の消費増税。
8%が10%になるわけですが、
前回5%から8%のときの3%に比べると
今回は2%なので、前回ほどの
駆け込み消費や増税後の消費冷え込みは
ないのではと言われていますが、
軽減税率導入などによる混乱も
予想できるので注意が必要そうです。
3つ目は移動通信システムの5G移行が
本格化します。日本は2020年の東京五輪時に
東京から順次サービスを拡大する予定
でしたが、欧米や中国、中東など続々と
2019年のサービス提供を示唆したことを受けて、
日本も来年にプレサービスを目指している状態です。
5Gになると何が変わるかというと、
超高速、超低遅延、多数同時接続の3つ
が挙げられます。この3つを見ると
やはりまず思い浮かぶのが「遠隔操作」。
一度にたくさんの端末に遅延することなく
接続できるようになるので、車の自動運転や、
ロボットの遠隔操作がさらに注目されそうです。
来年は東京五輪の1年前ということもあります。
世の中の大きな変化にうまく対応できるよう、
情報を常に集めなければならなそうです。