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COLUMN

2019.01.29

vol.295「プレイするだけで集中力が高まるゲーム?」

スマートフォンの浸透によって、
多くの人がアプリケーションを
活用し、生活しています。

中でも、ゲームは人気のコンテンツです。

ゲームがどんどんと身近になっている理由としては、

・子供にスマートフォンを持たせる親が増えたこと。
・無料ゲームや家庭ゲーム機のクオリティの向上。
・ゲームをして育った世代が親世代になったこと。

など、他にも多くのことが関わっていると思います。

ゲームばかりして怒られるというのは、
子供時代にはありがちなことかもしれませんが、
それはゲームのイメージが悪いからに他なりません。

しかしながらその悪いイメージを払拭するような
ニュースを目にしました。

ケンブリッジ大学の研究者がゲーム開発者と
ともに「Decoder」と名付けられたゲームアプリ
を開発したのですが、この「Decoder」を
1カ月プレイし続けた人は注意力・集中力が
高まり、興奮剤などの投薬時と同程度の
認知能力アップをみせたそうです。

ADHDや統合失調症などの神経精神障害や
外傷性脳損傷(TBI)では、損なわれた注意力を
補う目的でメチルフェニデート(リタリン)や
ニコチンなどの興奮剤が使用されています。

注意力が低下するのは病気の症状に限らず、
健常者であってもストレスや疲れなどの
環境要因によって注意力が散漫になることはあり、
注意力を高め、高い状態でキープするための
方法について研究が進められています。

ゲームを続けるだけで、集中力や認知能力が上がる。

このような、楽しいだけでなく能力が
上がるゲームの登場というのはまさに
今後の時代に合った流れだと思いました。

最終的には授業内容の一部や、生活の中に
溶け込む要素となっていくのではないかと
想像してしまいます。

その時代のニーズや、日々の流行を
意識することは我々デザイナーも必要な
要素だと感じています。

今後必要とされるデザインを意識し
仕事に取り組みたいです。

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