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COLUMN

2019.04.16

vol.306「新国立競技場への想い」

山際 直子 (デザイン部)

春は、いろいろなことが終わったり、
始まったりで、時の流れの早さを実感
する季節ですね。

4/1には新元号が発表されました。
そして、来年2020年には、もう東京オリ
ンピックが開催されます。

私がオリンピック関連で一番興味がある
ものは新しく建設されている新国立競技
場です。

2015年のゴタゴタが記憶に残っている方
も多いでしょう。当初決定していたザハ・
ハディド氏の建築デザイン案に対して予算
オーバーなどの問題があり、「ゼロ・ベース」
に戻すと言う事態がありましたが、その後、
隈研吾氏設計の案に決定した競技場です。

最近では、徐々に出来上がってきている
建物をTVで見ることがあります。

新国立競技場のWEBサイトでは整備スケジュール
や建設作業の動画も見ることができます。

その動画を見ると、様々な鉄柱や建材を
大きな重機で運び、そのひとつひとつを
現場の職人が手作業で作りあげています。
大きな鉄骨を繋ぐボルトを、人が電動工具
を使って締めたり、壁の材料を打ち付けて
いる様子をみると、本当に人が一から作って
いることがよくわかります。

このような様子を観られるのは、ネットや
動画の技術が進化した結果ですが世の中が
これだけ進化してきていても建物は人の手
が無ければ作れないという事を実感し、
感動します。

私個人的な想いとして今は亡き、ザハ・ハ
ディド氏デザインの新国立競技場を日本に
建てて欲しかったです。

あの建物の完成を見たかった!

様々な評価があるとは思いますが、他の誰
にも発想できそうもない驚きと、感動のあ
るデザインであったと、正直とても残念です。

そうは思いながらも、実際に建設中の新国
立競技場が完成した時には、自分の目で見て
その場所を体感したいと思っています。

日本が世界に誇る新しいスタジアムに
相応しいイベントがそこで行われて、
新たな伝説が生まれる…。

それが東京オリンピックで見られることを
期待したいです。

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