COLUMN
2019.07.16
vol.318「昭和のクルマ事情」
原 正夫 (三条lab.)
久々登場、3Labの原です。
唐突ですが、最近のクルマの話題といえば
高齢者の事故が多いとか、
自動運転させないととか、
つまらない話題ばかりだと思いませんか?
そんな中、昭和のクルマ事情は
実に楽しいものだったなと…
思い出したので少し紹介することにしました。
クルマについての昭和の若者の1番の
関心ごとはエンジンでした。
「2000ccオーバーなの?」、「DOHC、ロータリー、
ターボ、インタークーラーついてるの?」。
興味はもっぱら排気量と馬力で
燃費や排ガスには全く興味がありませんでした。
2番目はスタイル。
スポーツタイプはコスモ、RX7、MR2、
スプラ、フェアレディZ。
セダンタイプはハコスカGTR、マークII、
ソアラ、カリーナED、セリカなど。
3番目は危険なオプションアイテム。
シートはレカロのフルバケ。
ハンドルはMOMOの小径か木製のナルディ。
ブレーキはブレンボで、ホイルは
インチアップしたエンケイマグホイル。
すこし車高調下げて、タイヤは16インチ
扁平60のYOKOHAMA、ラリー好きは
プラスでCIBEAのフォッグとロールバー。
などなど…昭和の若者の想いとこだわりは
果てしなく続いていました。
令和の若者はどれだけ知ってるでしょうか。
本当に昭和は『クルマ』の楽しい時代でした。
ある雑誌で『自動車』とは字のごとく、
自動で動く車だと言っている、
えらい学者がいました。
違いますよ!!!
クルマ=『自動車』とは自分(ドライバー)が
想い通りに自分で動かす車です。
クルマに対する深い想い、深いこだわりを
持ち続けましょう。
そして、1回でもブレーキとアクセルを
踏み間違えたらクルマへのこだわりと
運転免許証は新潟県警へ返納しましょう。