COLUMN
2018.10.03
vol.280「平成が終わる」
伊藤 貴生 (CS課企画)
先月の27日から、新潟市の万代シティにある
レインボータワーの解体作業が始まりました。
1973年11月23日の開業以来
たくさんの人たちを乗せてきましたが、
東日本大震災の影響により塔体が一部損傷。
その後耐震診断の結果、倒壊の危険性は
ないが改修費用の問題から2012年2月8日に
営業終了、今回の解体の運びとなりました。
11月末には作業が完了する予定となっている
ため、あと少しで新潟市のランドマークの
ひとつだったその雄姿が見られなくなります。
そんなレインボータワーに皆さんは
乗ったことがありますか?
実は私は200回以上乗ったことがあります。
そう言うと驚かれるのですが、それは特段
搭乗好きだったわけではなく、学生時代
搭乗員のアルバイトをしていたからです。
切符の販売から運転までやっていました。
お客様がいなくても、営業中をアピール
するため、たまに一人で乗って上げるの
ですが、とても爽快だったことを覚えています。
もう20年も前の話です。
さて、来年平成が終わります。
大正ロマン、昭和レトロなどと言いますが、
平成が終わったら何と言われるのでしょうか。
最近思うことは、今の若者にとって、
レトロを感じるのは昭和でなく、平成
なんだなということです。
昨年平野ノラや登美丘高校のバブリーダンス
が人気を博したのも、ある意味レトロなの
かもしれません。バブルは昭和の末期から、
平成の始めの頃までの時代ですね。
平成が終わるのに合わせて、所謂平成レトロ
商品も登場してくるのでしょう。
しかしながら、昭和や大正、明治などに
比べると、平成を象徴するものって
ぼんやりとしているイメージがあります。
そのイメージをうまく掴めると、
あらたなヒット商品を生み出せる
かもしれません。