COLUMN
2018.07.02
vol.267「ものづくりの出会いの場」
西川 あゆみ(デザイン部)
皆様は「三条クラフトフェア」を
ご存知でしょうか。
第11回目の開催となる2018年度はつい
先日の6月17日、18日の二日間、三条市
総合運動公園内芝生広場にて、開催され
たのですが、私も家族と一緒に行って
きました。
知っている方、行ったことのある方も
いらっしゃると思いますが、このイベ
ントは、全国各地から約180名ものクリ
エイターが三条市に集い、作品の展示と
販売を行う一大フェアです。
出展者のジャンルは陶芸、木工、ガラス、
染物、皮革など多岐に渡り、様々な作品が
会場にあふれていました。
作品は全て1つ1つ手作りされていて、
同じものはふたつとありません。
会場にはものづくり体験ができる
コーナーや、おいしい食べ物が楽し
める出店もあり、大人から子ども
まで楽しむことができます。
また、各出展スペースでは作品の
魅力や特長を示す看板やPOPなど、
展示の仕方に工夫されたものが多く、
とても新鮮でした。作品に込めた
出展者の想いやこだわりをダイレクト
に感じることができ、自分にとって
とても良い刺激になりました。
また、そこで売られている作品は
そのほとんどがパッケージには入って
いないため、見た目の余計な情報が少なく、
自分が欲しいもの・良いものを選ぶとき、
何を基準にしているか、何を求めて
いるのかをじっくりと考えながら
選ぶという体験ができました。
今回の体験をふまえて、自分の求める
基準や好ましいと感じるものを分析
していくことで、それに固執するので
はなく、より様々な価値観や視点に
着目できるような作品作りをして
いきたい思うようになりました。
「三条クラフトフェア」は、ものづくり
を行う人々が集い、様々な素敵な作品
と出会うことができる場所でした。
1年に1度の開催なので、次回は来年
以降になってしまいますが、是非足を
運んでみてください。