COLUMN
2017.11.14
vol.237 「文字もデザイン」
先日、バラエティー番組で
「美文字」を見ました。
美文字を書くための解説を聞いていると、
「ひし形に収まるイメージで」
「空間を広めに取って」
「長さは端できちんと揃えて」
と、なんだか絵を描くみたいだなぁと思
いました。
世の中には手書き文字を使ったデザイン
のパッケージや広告があります。
昔から定番なのは、日本酒のラベルやラ
ーメン屋さんの看板などの筆文字ですね。
オシャレなフォントも数多くありますが、
手書き文字には独特の味やあたたかさが
あると感じます。
そして作り手にとっては愛着が増しますね。
実は私もデザインに使うための手書き文
字を書くお手伝いをすることがあります。
自分の字がデザインの一部に…!?とい
う緊張もありながら求められるイメージ
に合うように一生懸命書きます。
想いを込めて商品を作るように、パッケ
ージや広告にも手書き文字として作り手
の想いを込めるのもアイディアのひとつ
だと思います。
パッケージや広告以外でも会社案内やリ
クルート用パンフレットなどで話し手の
方の手書き文字は想いを伝える有効な手
段のひとつです。
手書き文字はひとりひとり違うのでちょ
っと他社とは違った、世界にひとつだけ
のデザインにもなりますね。
想いを伝えるアイディアは様々あります。
それぞれのケースに適した方法はどんな
方法か、一生懸命向き合って形にしてい
きます。