COLUMN
2017.04.11
vol.209 「コンテンツツーリズム」
桜井 寿之(営業部)
前号より映画の話が続いて大変に恐縮ですが、
私からも映画の話題でコラムを執筆します。
先日、「チア☆ダン」という映画を見ました。
女子高生のチアダンス部が日本一、全米一になった
実話を元にした映画です。
話の舞台は福井県なのですが、映画を見ていると、
「あれ?この風景見たことあるよ!」、
「これ、後ろに映ってんの萬代橋じゃん!」
って、気付いたのです。
どうやら新潟でロケをしたみたいです。
それからはシーンが切り替わるたびに、
これはどこで撮影したのだろう?
と気になってしまいました。
学校のシーンを撮影していたのが、新潟市西蒲区にある
旧・新潟県立西川竹園高校と知るのはエンドロールでしたが、
学校屋上のシーンで背景に見える角田山、弥彦山は
見慣れた風景でしたので大変感動しました。
他には、
新潟駅(南口)
柳都大橋
朱鷺メッセ
信濃川やすらぎ堤
多くのロケ地が登場しました。
知っている場所が出るたびに一緒に見ていた妻に視線を送って
「これ、あそこだね」なんて目の会話をしてました。
さてこのようなロケ地など、映画やテレビドラマ、CM、
小説や漫画、アニメなどに登場する作品の舞台を巡る旅を、
「コンテンツツーリズム」と呼びます。
例えば「ローマの休日」では登場シーンが今でも
ローマ市内の観光名所としてガイドブックなどで紹介されていますが、
昔からロケ地巡りなどは観光目的のひとつになりうるものです。
映画の名場面を、その場所で追体験したい、という気持ちが
人をロケ地へと誘います。
最近だと漫画やアニメなどでは、「聖地巡礼」という表現もありますね。
あるシーンの場所に行き、同じようにポーズを取って写真撮影をし、
SNSに写真をアップする。
この流れが昨今の話題づくりの主流でしょうか、
一気にその場所が有名になる可能性を持つようになりました。
コンテンツツーリズムは目玉になる観光地がないような場所でも、
作品がヒットすれば、そこに人が集まり、地域にお金をもたらす、
集客や地域活性化のひとつの手段です。
ロケ地を巡る観光ツアーなどを官・民がタッグを組んで
取り組められれば、「自分たちの街も一躍観光地に!」
のような可能性が十分にあります。
私たち誠晃舎も、地方にある企画デザイン会社として、
新潟県の地域活性化に少しでも貢献していきたいと考えております。
デザインリソースが必要な時にはお声掛けください。
「チア☆ダン」まだまだ上映していますので、
ぜひぜひご覧になってください!
おもしろく、感動できますよ!
(少しだけビジネス向き(人材育成)の話もあります!)