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COLUMN

2016.11.18

vol.190 「本を選ぶ」

須藤 則子(総務部)

先日、某テレビ番組で「読書芸人」という内容を放送していました。

読書好きな芸人さんがおすすめする今年の5冊について、
簡単なあらすじを交えて紹介していました。

私も本を読むのは好きな方ですが、1年に数冊程度で、
特定の作家のものばかり読んでしまいます。

こういった番組でおすすめ本のあらすじを紹介されると、
読んでみたくなり、他の作家さんの本を知る良いきっかけになります。

本が売れるのに重要なことは、作家さんの名前や内容はもちろんのこと、
本の帯紙の内容や、書店員さんが作るポップ、そしてここで紹介した通り、
メディアで芸能人が紹介したりすることだそうです。

小説の中でも特に恋愛小説のように読む側の共感を伴うものは、
帯紙やポップには、本のあらすじを書いて説明するよりも、
読者からの感想を入れることで、誰もが共感できる作品である
ことを示した方が売上につながるようです。
中には帯紙を読者の感想メインにしたものに変えた結果、
売上が10倍増えたという事例もあるとのことです。

世の中には本当にたくさんの本があります。
様々な媒体から得られる情報を参考に、
できるだけ多くの面白い本と出会いたいですね。

ちなみに、私が今年読んだ中でのおすすめは、
大山淳子さんの猫弁シリーズです。

弁護士百瀬太郎は温厚で心優しくゆえに事務所が猫でいっぱい、
ミステリーなのにとても心温まるお話です。

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