COLUMN
2016.10.28
vol.187 「オープンイノベーション」
萱森 友之(業務課)
最近我が新潟県でもITへの取組みが加速しています。
先月県よりオープンデータに関する利用規約とガイドラインが
発表された事を御存知でしょうか。
県の保有する統計データを自由に使って企業のマーケティングに
活かすことも簡単にできるようになりました。
この様に開かれた環境で様々なアイデアを組み合わせて、
何かを形にすることは「オープンイノベーション」と呼ばれ、
最近マスコミ等で取り上げられたハッカソン(*)も各地で盛んに
行われています。
盛り上がっている身近な例では、燕市が主催している「TSUBAME HACK」があります。
私も一度参加させて頂きましたが、企業学生問わず活発に意見が
取り入れられ各自が成果を発表している姿は、単一部署の固定メンバー
だけで行う会議よりも、遥かに有意義な時間だと感じました。
元々IT系のイベントだった為にハッカソンと言うと
難解な専門用語や聴き慣れない横文字が飛び交って、
参加しづらいイメージかもしれません。
しかしそんな事は全く無く、用意されたお題に関して
ある程度形になった成果を、グループで発表する場と
思って頂ければイメージしやすいのではないでしょうか。
ハッカソンやPokemonGOに代表される様に、少し前まで遠い存在だった
手法や技術がスマートフォンやVRマウントディスプレイの普及によって
身近な存在になりつつあります。
時代の流れは速く乗り遅れない様にしたいものです。
(*)「ハッカソン」(hackathon)とは、広い意味でソフトウェアのエンジニアリングを指す“ハック”(hack)とマラソン(marathon)を組み合わせた米IT業界発祥の造語で、もともとはプログラマーやデザイナーから成る複数の参加チームが、マラソンのように、数時間から数日間の与えられた時間を徹してプログラミングに没頭し、アイデアや成果を競い合う開発イベントのことをいいます。
企業や各種団体によって開催されることが多く、近年はIT業界以外の分野にも拡大。組織の壁を超えて優れた発想を取り込み、新しい商品やサービスの創出につなげる“オープンイノベーション”の手法の一つとして、日本国内でもさまざまな企業が活用し始めています。
【人事労務用語 Weblio辞書より】