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COLUMN

2015.06.29

vol.121 「ぽっぽ焼きを食べて考える」

森山 良二(デザイン部)

先日私の住む旧巻町(生まれ育った町でもあります)でちょっと早い夏祭りが行われました。  

週末の3日間、比較的天候にも恵まれましたが、子供の頃の楽しい記憶の分を差し引いても今ひとつ盛り上がりに欠けたような…。かくいう私も、何か祭りに参加しているかというと、屋台で「ぽっぽ焼き(知らない読者の方、調べてみましょう)」を買って食べたくらいで、何もしていないも同然。地域活性化とは何か考えさせられるとともに、自分には何か出来ることはないのだろうかと思いました。  

当社ではいくつかの地方自治体の方々と仕事をさせていただいています。地域活性化のために、イベントを考案したり、ノベルティを作成したり、時には流行の「ゆるキャラ」を制作することもあります。  「地域の文化遺産活用構想」を策定するという、大変意義のある仕事も過去に手がけさせていただいています。地方の衰退が言われて久しいですが、そんな雰囲気を吹き飛ばすべく、観光関連の仕事も数多く手がけています。日々の業務に追われていると、自分の仕事について振り返って考える機会を持つことが少なくなりがちです。  

夏祭りのような、昔から連綿と受け継がれてきた地方の行事に参加することは、地域の活性化にデザインがどのように貢献できるか、改めて考えるいい機会になるものだと思いました。

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