COLUMN
2015.05.02
vol.113 「本当のモノの価値」
こんな話があります。「ダーウィンの『種の起源』の初版は1,250部。多すぎると心配されたが、一日で売り切れた」
また、こんな話もあります。作家であり出版業者だったルイス・キャロルは、1882年の日記に書いている。「『ふしぎの国のアリス』は、初版2,000部を売りつくしても、200ポンドの赤字。重版2,000部が売れて、やっと200ポンドの黒字。それ以上は望めまい」と。現実は彼の死ぬ1898年まで、約18万部が売れました。
さらに、こんな話もあります。「エジソンが金をもうけたのは、発明した新式の相場受信機を、ウォール街のある社長に売り込みにいった時が最初。5,000ドルの値をつけたかったが、23歳でこんなことに慣れていない。言い値で結構と申し出たら、四万ドルがもらえた。この時、安売りは損との貴重な教訓を得た」と。
何が言いたいかというと、決してウンチクを語りたいわけではなく(それも少しありますが)、モノの価値はそれを作った人が思うよりもずっと高い場合があるということです。だからといって、闇雲に市場に投入するのはリスクが大きすぎます。しっかりとしたマーケティングを行なったうえで、確実性を高めていきたいところです。
ただ、企画・開発・設計やブランディングから、市場調査・分析、広報、販売促進、営業に至るまで、 すべて自社で賄うとなると時間がかかることも事実。そこで我々の出番です。当社はマーケティングの様々なシーンにおいて御社のお手伝いをすることが可能です。御社の価値を的確に消費者にお伝えします。
※上記「」内はすべて『アシモフの雑学コレクション』(アイザック・アシモフ/星新一 編訳)より引用。