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COLUMN

2015.04.27

vol.112 「出展効果を高める仕掛け」

私たちが日頃利用している店舗には、商品を買ってもらうための店舗側の戦略や仕掛けがたくさん詰まっています。ついつい手に取って見てみたくなったり、居心地が良いなと感じたり、そういった空間におのずと人は集まります。このようなお客様の行動には、ある程度“パターン”のようなものがあり、  これを利用した集客方法を「VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)」といいます。  

この方法は展示会のブースをデザインする際にも応用できます。展示会場において、来場者はより多くのブースを見て回るため、一つのブースにそれほど時間を取られたくないと考えている場合があります。そのような方々にしっかりと商品をアピールするためには、導線からお客様の視界に、何がどのように見えるかを考慮することが大切です。ブースを訪れる方がどのような導線を通り、どういう順番で商品・ディスプレイが視界に入ってくるのかを計算することによって、お客様にブースの奥まで来てもらえるようになり、集客率や商談数の増加につながります。  

それでも長居せずに通り過ぎていかれるお客様もいらっしゃると思います。それを前提に考えると、通路から手を伸ばせる範囲に商品が並んでいたり、何を扱っていて何を見せたいのかが一目で理解できたりすることが非常に大切です。通路側に商品説明パネルや、商品説明動画を再生するメディアを配置したり、パンフレット類を手に取りやすい場所に置いたりすることも必要だと考えられます。  

私は展示会ブースの設営時に、このような導線確認を必ず行うようにしています。これからも企業や製品の魅力を最大限に引き出した空間づくりを目指し、出展が成功するよう、当社では展示会に関する  あらゆるサポートをさせていただきます。どうぞお気軽にご相談ください。

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