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COLUMN

2014.02.15

vol.52「景品の力について」

先日こんなことがありました。

5歳の子を連れた家内が、ある電気量販店の入口前で、
「ビンゴゲームで遊んでいきませんか?」と店員に声を掛けられました。
ゲームに参加した結果、見事うちの子だけがひとり景品を当てました。

何が当たったかというと…。

WiFiルーターに、「iPad mini」 と「Nintendo 3DS」の
ハードとゲームソフト、おまけに電気ケトル。
締めて7万円相当の品を「千円で奉仕しましょう!」と、
そんなウマい話の裏を疑う家内に、まあお話だけでも聞いて
いきませんかと続けて、結局家内は高速データ通信サービスの
契約をして帰ってきてしまいました。

実はそれまで我が家では、インターネットに
十分な回線が備わっていませんでした。

ですから、これは得した損したダマされたという話ではありません。
むしろこのおかげで、どうするべきかずっと保留だった我が家の
情報通信の環境問題が一気に解決することになったという話です。

この問題を解決してくれたのは、5歳の子であり、
その子が欲しがる景品の3DSであったと。

景品の力をあなどってはいけませんね。
目の前に景品そのものを提示されたら、誰しも心揺れます。
無料(ただ)より安いものはありませんから。

それからターゲット設定の重要性。
高速データ通信を利用するのは、ゲームやタブレットを
よく利用する世代だから、これらの景品を設定したのだと
思いますが、ゲームは子供を惹きつけることもできますね。

このような分かりやすい事例は販促を考える立場から見ると
参考になる場合もあります。

皆さんも日常の中にある色々な出来事を
販促の事例として見る目で見てみませんか。

なるほどなぁ、と思える事例がたくさんあります。

後日談。
うちの子に3DSのゲームは実はまだ触らせていません。
もらったことも忘れている様子ですが、代わりにハマって
しまったのがインターネット。
「ウルトラマン」で検索しユーチューブ動画を見まくっている始末。
さて、どう躾たらいいやら。

 

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