COLUMN
2014.04.09
vol.59 「十分と充分」
カタログやチラシ、会社案内など
印刷物を作る上で「校正」は
大切な工程のひとつです。
※「校正」とは・・・
組版、レイアウトなどの工程を経た校正刷りの
誤りや不備をチェックして、訂正指示を加える作業のこと。
段階や内容によって文字校正、色校正などと呼ぶ。
(新詳説 DTPの基礎/波多江潤子 著)
企画開発課では、文字校正を担当することがあります。
校正をする際に気を付けていることは、
細かいところも疎かにしないことです。
読む立場だとどう思うのか?
作る立場はどう表現したかったのか?
と考えることもあります。
校正をしていて難しいのは
「言葉の正しさ」や「漢字の使い分け」を判断すること。
公用文として表記の統一化がなされている場合もありますが、
社内で細かく統一している場合は少ないのではないでしょうか。
例えば、
「十分」と「充分」
「等」と「など」
「固い」「硬い」「堅い」の使い分けなどです。
その違いを調べてみると、
「十分」とするのが一般的という意見がある一方、
「十分」は数量的な意味合いで、
「充分」は精神的な意味合いで使われる、
また、どちらでも問題ないという意見もあります。
判断に悩む言葉も多いですが、
正しい表記にすることはもちろん、
読み手に伝わる表記にすることも大切と考えて
校正を行っています。
弊社ではデザインはもちろん、
文章やレイアウトなど細部に渡って考え、
相手に「伝わるカタチ」を生み出しています。
「伝わるカタチ」のご相談お待ちしています。